久しぶりにピンポンを水槽から出して撮影しました。
1日一回の餌やりですので、あまり成長していません。相変わらず元気です。
ピンポンを知らない人はピンポンらんちゅうを見てね!
今回ピンポンを見せるためではなく、バイオ飼育水槽の経過のご報告です。
この水槽バイオ飼育(60cm水槽編)は昨年5月28日から一度も水換えをしていません。
実は上部ろ過増のろ材も洗っていません。完全足し水のみとなります。
バイオシークスルーは週一回の投入ですが、この水槽のすごいところは、大体の魚の病気が
あらっ!不思議!この水槽に入れておくと治ってしまうのです。
つい最近まで治療中の明け2歳魚(13cm程度)5匹が入っていました。
過去に松かさ病が2匹が完治し、エロモナスに感染した魚で腹や頭がただれてしまった魚も全
快です。感染してただれた傷口もきれいに治っています。治療前と治療後の画像を撮っておけ ば良かったと思うほどひどい症状でした。
さらに素晴らしいところは餌を与えながら治療ができてしまうんですね。しかも他の魚には感染
しません。恐るべしバイオシークスルー!!
今ではHONOの飼育場の病院水槽といったところです。
舟でらんちゅう飼育がどうしてもうまく行かない方は水槽(上部ろ過器付き)で飼育してみるのも
良いかと思います。バイオ飼育であれば結構魚の数を入れられますよ。
バイオ飼育水槽の紹介はこの辺で終了し、「HONO様に聞け!」コーナーの続きです。
勝手にコーナー作るな〜!(^_^;)
Q:ブラインシュリンプを与え手入る時期の水換えで、稚魚をすくうのが超大変です。
HONO様はどのようにされていますか?何か良い方法はありましたら教えてください。
そうですね!HONOもブラインシュリンプをたくさん与えるので、一回目や二回目の選別時に稚
魚からブラインシュリンプのカスを取り分けるのに苦労していました。
ある程度は稚魚をすくえますが、最後に残った稚魚をきれいにすくうのは大変ですよね。
ちょっと紹介する時期が遅いですが、大阪のOさんから教えてもらった方法をご紹介させていた
だきます。
ボールやざるは全て百円ショップで買った物です。ざるがすっぽり入るボールも購入しました。
ざるは23cmで縦に網目が入っているタイプで中側はツルツルのタイプです。
魚を傷つけずにきれいに滑ります。
ジャミッ仔(極端に成長の遅い仔)は網目から抜けてしまうので選別も楽な時があります。
百円ショップはいろいろ便利な物が多いですね。つい余計な物を買ってしまうけど・・・(^_^;)
フリースペースに結局舟を乗っけてしまいました。これで舟のスペースは限界だ〜!!
本日3番仔(4月3日孵化)の水換えです。産まれてから丁度二ヶ月が経ちました。
真っ黒くなった仔や色変わりが始まった仔がいますね。
うわっ!何だ!このでかい仔は?・・・
そう!一番もらしっ仔(3月9日孵化)で一匹だけ残した仔(ちょっち捲くれ気味)です。一匹じゃ
飼育できないから3番腹の仔と共同生活です。一ヶ月近くの差だとこんなに大きさが違うのね。
くっ・・・くそも太いし・・・!!(^_^;)
それでは、今回の質問コーナーです。
Q:餌の量と病気に非常に興味があります。
ブラインが切れた時期から、なるべく大きくしようと餌を与えますが、与えすぎるとエラなどの病
気になり発見が遅れると最悪手遅れになりますよね。このさじ加減が良くわかりません。
そ〜なんですね。ブラインシュリンプの時期は与える量も比較的わかり易いと思います。
以前にプラ舟飼育で大きくしたい場合、ブラインシュリンプから餌を切り替える時は水換えを週
一回多く・・・と書きましたが、3週間目あたりから急激に稚魚も大きくなり餌の量と糞の量も半 端ではありません。・・・というよりこの時期にしっかり食べさせないと良い仔はできましぇんね。
急激に飼育水が傷む(アンモニア量の急激な増加)時期です。この時期(3週目〜4週目)にエ
ラにして全滅という方も多いです。
このあたりのさじ加減は経験も積まないと、言葉で説明するのは難しいかもしれません。
(HONOも何回も失敗しています。)
大きくしたい場合、一回目の選別(孵化から2週間程度)から先1ヶ月間(急激な成長期)は水
換えをがんばるしかありませんね。「絶好調の時が水換え時」っていう感じです。(結果、その 一ヶ月が実を結びことになりますよ。)
また、稚魚の孵化数が多い場合、成長に合わせた選別(魚を減らす)が追いついていない場
合が多いようです。バイオを使用していても気をつけてくださいね。数が多い場合、魚の成長分 選別をするか舟を分けるようにしてください。選別(魚を減らす)した後、急激に魚が大きくなる のを体験してください。うーん!言葉で説明が難しい・・・
Q:新しいHONO丸はいつ頃販売開始しますか?
大変永らくお待たせいたしております。大変多くお問い合わせをいただいております。
新しいHONO丸に関しましては究極のエアレーションで近日発表いたしますが、ここで皆さんに
お知らせすることがあります。
プラ舟・らんちゅうの大橋君の仕事が忙しくなり、ホームページの運営(販売)ができなくなって
しまいました。しばらくの間お休みするそうです。
それは大変!・・・ということで急遽、HONOショップのサイトを立ち上げています。
飼育日記を見ていただいいる方のみに事前情報としてお知らせいたしますね。
今度からHONOのことを店長と呼んでくださいね。げへっげへへへ(^_^;)
まだ、完成しておりませんが・・・・近日OPENです。今夜も徹夜かな?
本日水換えした3番腹の池から持って行こうと洗面器でお魚チェックをしました。
うーん!今年はきびしそ〜!!
それでは本日の質問コーナーです。
Q:らんちゅうの頭の作り方について、教えていただきたいと思います。私の場合、頭作りに重
点をおいて、系統、水位、日当たり、温度、餌等ある程度工夫しているつもりでいますが、仕事 の関係上もあり、らんちゅうへの費やす時間も少なく、なかなか良い結果が得られてないのが 現状です。頭作りに何か良い方法があれば教えていただきたいと思います。
頭のつくり方のご質問は他のも多くいただいておりますね。
秋まで満足のいくサイズに魚が育てられる場合、最終的に頭の出は系統だと思います。
(別々の系統の腹違いを稚魚から同じ舟で飼育したこともありますが、秋には頭の出方が全く
違っていました。)
しかし、どんなに頭が出る系統でも、何回も病気にしてしまったり、餌が足らずに細くしてしまっ
ては頭も上がりません。
HONOが思うに一番大事なのは黒仔までにしっかり飼い込んで色変わり前にはフンタンが出た
状態にすることです。丸々肥った黒仔を創ると余分な栄養分が頭に付くようです。よく「頭は黒 仔のうちに」といいますが、色変わりの前に土台をつくっておくことが重要ですね。(色変わりの 時に頭が三角にならないように・・・)
それができれば秋までにどんどん頭が良くなってくると思いますよ。
色変わり後に頭を出すのは結構大変ですね。魚のサイズも同じことが言えると思います。
HONOが今年のバイオ飼育日記で書いているように、一回目の選別後(餌やり10日〜2週間)
〜一ヶ月間、餌をしっかり与える必要があります。餌をしっかり食べられるようにするために更 水(水換え)が必要です。バイオ飼育で水換えを伸ばすことはできますが、ここががんばりどこ ろですね。(魚の土台をつくる時期)
また、選別(魚を減らしていくこと)もとっても重要です。
今年、失敗してしまった方は来年上記の一ヶ月間に集中してがんばってみてください。
来年はバイオHONO塾を開催してこの一ヶ月間の飼育の詳細をお伝えできればと思っていま
す。なんちって・・・うそっ!ゴメンナサイ!酔った勢いで書いてしまいました。
明日ドボンしちゃいそ〜!!・・・HONOも一から出直します。(^_^;)
子供のいたずらみたいです。・・・気をつけなくてはいけませんね。
本日はのピンポン系(4月12日孵化)の池の水換えを行いました。
70匹から20匹をハネて50匹残しました。この舟が一番できが良いかな??
今回はバイオシークスルーをご購入いただいているお客さへの感謝企画として上記黒仔を7匹
程度づつを2名様プレゼントします。あくまでもハネ魚ですので観賞用または種残しとしてお考 えください。(ご応募多数の場合は抽選させていただきますね。)
締め切りは6月20日(水)午後11時です。(極太ピンポン系の本筋だす。・・・でもハネですよ〜!)
舟底の苔が厚くなってきましたので、半分程度表面の黒苔をデッキブラシで落としました。
下から緑色の綺麗な苔がでてきます。
苔はいっぺんに落とすと調子を崩しますので、ご注意を・・・
そう、本日のお話は苔のお話をしますね。
余談ですが、HONOは環境管理士の資格を取りました。(そんな事はどうでもよいですね・・・)
らんちゅう飼育のコツをつかんでいただくために、飼育水の傷んでいる・汚れているの違いを
理解していただけると良いと思います。
「らんちゅう飼育は良い水作りから」と言いますが、HONOは「良い舟作りから」をお勧めしてい
ます。
まず、新品の舟や苔や汚れを綺麗に落とした舟での飼育は結構難しいものなんです。
魚を入れて餌を与えると、翌日には飼育水が白濁してしまいます。魚の排泄物の中のアンモニ
アが急激に増えて飼育水が傷んでしまった状態ですね。(この場合毎日水換えが必要です。)
自然環境の中では、水が傷んだり汚れたりすると自然浄化がゆっくりと働きだします。
例えば魚を飼育水に入れると徐々にアンモニア増えてきます。アンモニアが発生すると硝化細
菌が発生し亜硝酸→硝酸塩へと酸化が進みます。水換えしないとpHが下がるのはそのせい なんですね。
しかし、直ぐにアンモニアを分解する硝化細菌は発生しません。水槽等の新規立ち上げやろ
過器を変えた時に失敗してしまうのは、この硝化細菌が安定活動していないからなんです。
<宣伝タイム>やっと来た!待ってました・・・(^_^;)
硝化細菌は好気性で、酸素が多いところが好きな性質なんです。
飼育水中を酸素が多い状態(溶存酸素が高い状態)に保ってあげると硝化細菌の働きが活発
になるんです。
HONO丸シリーズは効率的に酸素を供給できますので、硝化細菌が働きやすい環境を作り出
すことができます。(もちろんバイオバクテリアも同様の好気性です。)よし!今日の営業終わり
下の画像のプラ舟は程よく苔を残しています。この場所の日照時間は朝の2時間程度です。
上記プラ舟に同時に同じサイズの黒仔を同じ数だけ入れて同じ餌の量を与えると、苔の生えて
いないプラ舟はかなり白濁(飼育水の傷み)が進みます。
苔はアンモニアや汚れを餌としていますので、らんちゅうにとても住み易い環境です。
飼育水が汚れていることと傷んでいることは大きく違うんですね。
また、苔は舟全体がろ材代わりとなってバクテリアやプランクトン(汚れを食べる)の住みかとな
ります。バイオバクテリアの餌にもなっちゃうんですよ。
下画像は上下の水槽共に1年間水換え(ろ材の掃除も無し)ですが、下の水槽は最近まで2ヶ
月間魚を入れていませんでした。バイオバクテリアがガラスの苔まで食べてしまったんですね。
日が当たらずに苔が生えない方は、舟を綺麗に洗わずに汚れを舟に付けてください。
茶色い苔でも結構です。
なかなかうまく行かない方は、まず、舟を作ることから始めてみてください。
意外とらんちゅう飼育のコツが見えてきますよ。
バイオバクテリアの使用目的はいろいろあります。
1.ハネ魚を水換えの手間を省きたい。
2.魚を多く飼いたい。
3.魚を病気にしないで大きく育てたい。
4.種魚を省スペースで飼育したい。
5.とにかく水飼えを少なくしたい。
6.飼育水の匂いを少なくしたい等・・・
今年のバイオ飼育日記は3番を中心に紹介してきましたが、今後は実践しながらいろいろ紹介
させていただきますね。
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